がんが治癒した人や診断を受けた人、治療中の人などいわゆる「がんサバイバー」たちの集まり、「がんママカフェ」が7月11日(日)、初めて町田市役所前にあるハッピーテラス町田駅前教室(森野)を会場に開かれる。これまで毎月多摩市内の喫茶店で定休日(月曜日)と日曜日に交互に開かれてきた同カフェ。週末しか参加できない人が増え、不特定多数の来店客との接触を避けることと、町田市内での開催の要望に応えた形だ。
がんママカフェは市内在住の井上文子さん(世話人)が発起人となり2015年にスタート。夫が常連だった喫茶店のオーナーが自分と同じ乳がんで闘病中だったことを知り、意気投合。病気のことなどを自由に語り合える場を作ろうとがんママカフェを立ち上げることになった。
同カフェはがんと闘いながら子育てに奮闘する母親たちに仲間との出会いの場を提供する定例会が活動の柱。毎回約10人ほどで病気の不安や治療に関する悩み、子どもへの告知に関する悩みなどの問題をシェアしあっている。「がん患者は普通の人よりも感染には気を使わなければなりません。日曜日に安心して開催できる会場を探していました」と井上さん。
繋がりに感謝
市内在住の鈴木由香さんは同カフェに参加するがんサバイバーの一人。井上さんの話を聞き、読み聞かせのイベント講師として交流していた放課後等デイサービス・ハッピーテラス町田駅前教室の田中伸彦代表に相談。空いている日曜日の教室を貸してもらえることになった。鈴木さんは「実は講師の期間中に私ががんになり、イベント初回を終えてから中止になっていたんです。田中代表はそれ以来ずっと励ましてくれていて。今回もすぐに相談してしまいました」と日頃の繋がりと厚いサポートに感謝した。
対象はがんと診断された子育て中の母親で、参加費は無料。コロナ対策で密を避けるため、限定8人で行われる。井上さんは「少人数制でアットホーム。参加者の顔ぶれも毎回異なるので初めての人も参加しやすい会だと思います。普段なかなか友人や家族にはシェアできない思いを、気兼ねなく語らいませんか」と呼びかける。参加希望者はメール【メール】ganmamacafe@gmail.comで連絡を。詳細が返信される。
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