硬式少年野球チーム(中学部)の町田ボーイズ(増田宏記代表)が6月20日、青梅スタジアム(青梅市)で行われた第52回日本少年野球選手権大会の東京都西支部予選決勝で世田谷南ボーイズに勝利し優勝、8月2日(月)から大阪市で行われる全国大会への出場権を得た。2020年夏、21年春に続き、3季連続の全国出場は同支部初の快挙。
5月23日から始まった予選。初戦の相手、東村山中央ボーイズを3対1で下すと、2回戦の八王子桑都ボーイズを8対0、準決勝の東京都市大学付属ボーイズも7対0と敵チームを圧倒。決勝戦は7対0の5回コールド勝ちと、予選を1失点で終え、全国大会への切符を手にした。いずれも先発は2年生エースの大羽達也投手が務めた。
スター選手不在もまとまりのあるチーム
球数制限がある大会。チームを率いた大池剛監督は「一人では投げぬくことはできません。大羽投手を筆頭に、制球力の高い投手陣が頑張ってくれて主将の村井凌眞捕手(3年)がその投手陣をしっかり統率してくれました」と振り返る。また、全4試合でチームエラーが2つだけという守備力の高さも勝因の一つに挙げた。攻撃面では機動力を活かした攻撃と、クリーンアップがしっかりと役割を果たし、得点を重ねた。「抜きんでたスター選手はいませんが、チーム全体がまとまっています。それぞれがしっかり自分の仕事をしてくれました」
「出る」ではなく「勝つ」
昨年は代表になりながらも、新型コロナウイルスの影響で開会式一週間前で大会の中止が決定し、涙をのんだ。今春は出場できたものの、兵庫県のチームを相手に一回戦で敗退。この夏に向けて「全国に出ることではなく、全国で勝つこと」を目標に掲げ、チーム一丸で練習に励んだ。自粛中は個人練習に力を入れ、対外試合ができないため紅白戦で試合勘を掴んできた。制限があったからこそ、短い時間で集中して練習に臨めたと大池監督。「まずは大会を開催していただけることに感謝し、出るからには勝ちにこだわって戦ってきます」と意気込んだ。
予選決勝戦後の表彰式で同支部の川村豊支部長は「3年生や保護者の方にとって最後の夏。町田ボーイズの選手たちには、3季連続で代表になったという自信と、破ってきたチームを背負う重みをもって試合に臨んでほしい」と送り出した。
全国大会中学の部は8月2日(月)〜7日(土)に開催、全国42支部の予選を勝ち上がった47チームが日本一を競う。会場は大阪府の大阪シティ信用金庫スタジアム、久宝寺球場、花園球場ほか。
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