30周年記念コンサートを開く「音楽の泉」の代表を務める 斉藤 恵津子さん 南成瀬在住
多くの出会いに感謝して
○…30年を振り返って思うのは「すべてがあっという間」。それでも、ここまで来ることができたのは多くの人たちとの出会いがあったからだと感謝を口にする。1990年にアマチュアの歌う場として発足した「音楽の泉」。本来は昨年行うはずだった記念コンサートは、コロナの影響で1年延期になった。「みなさまからの熱い応援に勇気をいただき、今年は開催の運びとなりました」
○…長野県の出身で、雑貨店を営む両親の間に生まれた。三姉妹の長女として育ち、小さなころから優等生で先生に好かれたが同級生からは疎んじられる存在。早くに人間関係の難しさを学んだ。当時住んでいた地区には歯科医が1軒しかなく、治療を受けられずに泣く子ども見て歯科医になることを決意した。「女性でも独り立ちして働きたかったし、長女として将来は両親の面倒も見るつもりでした」
○…小学校で音楽の楽しさを教わり、本格的に傾倒したのは中学生のとき。都会から来た担任の先生の妻が文化人で、人一倍かわいがってもらい、声楽やコーラスの指導を受けた。大学で上京して寮に入ると、人前で得意の歌を披露する機会が増えた。クラシックピアノを弾く友人から誘われ、文化祭の舞台にも立つ。日本初のシャンソン喫茶「銀巴里」へ行き、その場でレッスンを受けたいと頼み込んだ。
○…歯科医院を町田に開業し、ずっと一線で頑張ってきたが、「人にはできないことがあるから謙虚になれる」。そう思うようになって肩の力が抜けた。すると、周囲の人たちが進んで手を貸してくれるようになった。大切にするのは「人生に忠実に生きること、そしてみんなに幸せになってほしいと願うこと」。記念公演では、精一杯の感謝の気持ちを伝えたい。
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