2022シーズンからFC町田ゼルビアのトップチームへ昇格する 樋口 堅さん 相模原市在住 18歳
負けたくない思いが原動力
○…今年の5月から2種登録され、トップチームに帯同。来季からトップチームに昇格することが正式に決定した。フットボールスクールからジュニアユース、ユースとすべてゼルビアのアカデミーで育った昇格選手だ。「素直に嬉しいという気持ちと、これからが本当の勝負なんだと高ぶる思いが交差した」。真っ先に両親に報告すると、母は学業に支障が出ないかと心配したが、父からは「人生は一度だけ。思い切りやればいい」と背中を押された。
○…サッカーを始めたのは保育園のとき。年長になり、兄がいた地元の大野台SCに入る。小学4年生で本町田FCへ移るとレベルの高さに驚いた。「それまではずっと一番だったから」。持ち前の負けん気に火が付くと、「周りに流されない。自分の課題に取り組み、納得いくまで続ける」という思いで無我夢中で練習した。「誰にも負けたくないんで」
○…今も感謝しているのは、中学生だったジュニアユース時代に指導を受けた2人のコーチ。伸び悩み、サッカーを離れようとしたときに「ここで諦めていいのか」と引き留めてくれた。身長は184センチ。もともと大きい方ではなかったが、トレーナーからの助言でゼルビアキッチンで山盛りの食事を平らげて体をつくり上げた。
○…ポジションは攻守の要となるボランチ。「パスも出せて点も決められる」。楽しくサッカーができるから気に入っている。小学生のときに初めて野津田でゼルビアの試合を見てからプロサッカー選手になりたいと夢見てきた。スタートラインに立った今、目標はもっと先にある。「自分はまだまだ未熟。選手としても人間としても、もっと成長して、多くの人に応援してもらえるようになりたい」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|