町田駅周辺、市の中心市街地にある2つの通り、バス通りの「原町田大通り」と、そこから東側の文学館通りをつなぐ「原町田中央通り」で11月20日から、賑わいや新たな魅力を検証する社会実験が行われている。担当する町田市産業政策課の桑原康二担当課長は「2002年に町を分断する形で誕生した大通り、横断するだけでなく、大通り自体を目的として回遊してほしい」と話している。
まちの実験区
実験は市の「町田市中心市街地まちづくり計画」の"夢"まちプロジェクトの一環で、期間は12月20日(月)までの1カ月間。原町田大通りには市と(株)町田まちづくり公社の共同でパークレットが設置された。パークレットとは車道の一部を転用し、休憩や飲食ができる「人」のための空間。パークレットの外側をガードレールで囲い、歩道側にはウッドデッキを敷設しベンチやテーブルを配置している。ほかにトレーラーハウスや芝生エリアを設け、待ち合わせや自由に遊べる憩いと賑わいの滞留空間として、日常的な使われ方を検証する。パークレットは将来的に市民が自由に活動できるような空間になれば」と桑原担当課長。
27日(土)はきんじょの本棚青空会議、28日(日)は町田の音楽を育むプロジェクト「マチノネ」など期間中の午前8時から午後6時の間、様々な企画が催される。同課は期間内の利用者を募集している。問い合わせは【電話】042・724・3296。
店先空間を活用
また、かつて絹の道として栄え商業地発展の一翼を担った原町田中央通りでは「ENJOY!STREET!」と題し、同じ期間で社会実験を開始している。通りに面して立ち並ぶ店舗の店先から道路までの約3mの間を利用して、販売やワークショップなど様々な使い方を試し、沿道活用の仕組みと体制づくりを検証するというもの。
通常は規制され、通行以外の目的では使用できない空間に沿道店舗による店頭販売やテラス席の設置、また一部エリアではスペースが貸し出され、焼いも専門店やクリスマスリース作りなど、普段見かけない店やワークショップが登場する。出店時間は午前11時から午後5時まで。
実験の契機となったのは、市の都市計画マスタープランに基づき、2025年度までに着手される予定の無電柱化事業。地区街づくり課の荒木勇生課長は「無電柱化の整備にともない街のデザインも変わる。実験を通して軒先の空間を賑わいあるものにするほか、課題なども抽出し、事業に活かしたい」と話す。
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