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町田 スポーツ

公開日:2022.03.17

上小山田町在住 横塚さん
空手全国大会で優勝

  • 大きなトロフィーを手に笑顔の横塚さん

 第51回オープントーナメント全日本空手道選手権大会(世界総極真主催)が先月、横浜武道館で開催され、上小山田町在住の横塚怜奈さん(20)が一般女子重量級で優勝を果たした。横塚さんは「成人式を終えて最初の試合だったので、目標でもあった全日本で優勝することができてすごく嬉しい」と喜びを表す。

 横塚さんが空手を始めたのは5歳の時。兄が通い始めた空手道場(実戦空手道優心塾=相模原市)について行ったことがきっかけ。「小さな頃は稽古が痛くて休みたがっていた」と振り返る一方で、「負けた時の悔しい気持ちが大きくて、練習するしかないと思った」と、これまで15年間同塾で鍛錬を重ね、現在は大学に通いながら週5日、稽古に励んでいる。

 これまでもさまざまな空手団体の大会に挑戦してきたが、「全日本」と名が付く規模の大会での優勝は2019年9月に行われた全日本空手道選手権大会(静空連盟・真樹道場共催)以来。2年半の間には、新型コロナウイルスの流行で大会の中止が相次いだり、思うように仲間と稽古できない日々もあったという。

 そんな中でも、ランニングや自宅でのトレーニングを実践して鍛錬を継続。2月の大会では練習を重ねていた上段の蹴り技を炸裂させ優勝をつかんだ。併せて、最も優れていた選手に贈られる「技能賞」も受賞。「技の精度を磨いて初めて獲得できた。でも、やりたかったことが全部できたわけじゃない。『次こそは』という気持ちで稽古に励みたい」。飽くなき向上心でこれからも挑戦を続けていく。

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