ぽっぽ町田(原町田4丁目)で沖縄の物産専門店「沖縄宝島」を運営する(株)沖縄物産企業連合が現在、コロナ下で経営難が続く沖縄県内の平和関連施設への寄付を募っている。
沖縄県内ではコロナの影響により修学旅行などが激減。若い世代が戦争について考える機会が失われつつあるという。悲惨さを語り継ぐ語り部も年々減少し、重要な役割を担う平和関連施設で経営難が続いている。
同社によると、沖縄の戦跡地参拝が目的の観光客は2003年度には15%を超えていたが、コロナ前の19年度にはすでに7%にまで減少していた。風化や沖縄観光の多様化などの原因が考えられるという。
これを受け、同社はこれまでも行ってきた平和記念施設や関連団体への支援を目的とした寄付の受付を強化。戦後77年、沖縄県の本土復帰50年を迎えた今年、同社は平和の尊さを考えることを目的に、5月8日には初の取り組みとして、町田市文学館ことばらんどを会場に沖縄戦の朗読会を開催した=上写真。
寄付は全戦没者の冥福と世界の恒久平和を祈念する慰霊の日(6月23日)に向けて行われ、1口1000円(寄付代、献花代、紅型折紙代、メッセージ代含む)から、沖縄宝島ぽっぽ町田店で6月19日(日)まで受け付ける。集まった寄付金や折鶴は、同社スタッフが直接届けるという。
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