都立町田高校で7月13日、同高卒業生で現在は米バックネル大学生物学部に准教授として勤務する高橋瑞樹さん=人物風土記で紹介=が講師となりサイエンスカフェが開かれた。生徒およそ20人が参加した。
サイエンスカフェとは、科学系の外部講師を招き、専門のテーマや科学者の生き方、進路の選び方などについて話を聞く会。生物担当の京本隆教諭が中心となり年に1・2回開催されている。
高橋さんは保全生態学が専門で、オオサンショウウオについて研究している科学者の一人。先月、岩波ジュニア新書から『大絶滅は、また起きるのか?』を上梓したのを機に来日していた。この日は「絶滅」をテーマに、オオサンショウウオの生態などを説明。温暖化によって地球上の生き物の絶滅してしまうスピードが加速している現状を訴えた。また、カフェには、高橋さんのゼミ生である2人の大学生もアメリカから参加。生徒たちと英語で交流する場面もあった。
参加した生物部部長の鹿毛瑛斗(かげあきと)さんは「大学や研究者の待遇の話がためになった。日本との差を感じた。また、自然は壊れると戻るのが難しいことも分かった。今後の活動の参考にしたい」と話した。
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