町田市社会福祉協議会が先月19日、相原町・小山町・小山ヶ丘地域のサテライト事業所として「まちだ福祉〇(まる)ごとサポートセンター堺(相原町796の12)」を開所した。1月4日から地域福祉コーディネーターをモデル地区として先行導入。境地区の地域福祉の拠点となり、”福祉の身近な相談窓口”として本格稼働している。
開所式には、町田市地域福祉部長をはじめ、相原地区連合町内会や小山連合町内会、相原地区社会福祉協議会などの会長らが出席し、開所を祝った。今後は4人の職員を常勤とし活動していく。
同センターの主な業務は、ボランティア活動の相談や行事保険の受付、食品寄付を受付けるフードバンクまちだ、地域の中で子育ての相互援助活動を行うファミリーサポートセンターの出張相談や受付のほか、募金・社協会費の受付など多岐にわたる。
さらに、1月4日からは社協の業務に加えて町田市受託事業である地域福祉コーディネーターを配置。いわゆる「8050問題」や「ダブルケア」など、困りごとが複雑化・複合化し、相談先がわからない人を早期に適切な支援機関につなげることが目的。地域の人から寄せられる情報から総合的に状況を把握し、困っている本人からの相談でなくても受付け、活動は訪問を中心に行う。
担当課長の井藤親子(ちかこ)さんは「これまで(社協の拠点が)原町田に1カ所しかなかったため、不便だという声は以前からあった。今後はここを拠点に地域へアウトリーチしていく」と力強く語った。また、同協議会の叶内昌志常務理事は「行政の制度では救いきれない福祉の諸問題が地域にはたくさんある。関係機関と協力し解決していくのが使命だ」と話した。
サポートセンター堺への問い合わせは【電話】042・703・0430((月)〜(土)の午前8時30分から午後5時まで受付/休日・年末年始除く)。
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