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公開日:2023.01.19

マイナンバーカード
駆け込み交付に対応
市民センターが臨時開庁

 マイナンバーカード普及啓発のため、総務省はカード申請で最大2万円分のポイントが受け取れるマイナポイント事業を進めている。2月末の申請期限が迫る中、申請者数の増加に対応するため、市は1月末から各市民センターで同カード交付に特化した臨時開庁を実施。カードの早期交付、窓口の混雑緩和を図る。

 マイナンバーカードは、2015年に導入された「マイナンバー(個人番号)制度」に基づくもので、電子申請にも利用でき、公的な身分証明書として16年1月から総務省が普及を進めている。健康保険証としても利用でき、コンビニでの証明書の取得等、行政手続きの簡素化などのメリットがあるが、個人情報の漏洩などのリスクを懸念する声もある。また申請手続きが煩雑なことから、全国的に普及の遅れが見られる。

 総務省は、同カードの申請で最大2万円分のポイントが受け取れるマイナポイント事業を推進。キャッシュレス決済などに使えるポイントを受け取るには昨年12月末までにカードの交付申請を行う必要があったが、普及を進めるため、申請期限を今年2月末までに延長することとした。カードは申請後、約1カ月後に市から届く交付通知書の持参が必要。それに対応するため同省はマイナポイントの申込期限も延長するとしている。

交付率6割超え

 町田市のマイナンバーカードは昨年12月末時点で、人口43万385人に対して25万8607枚の交付枚数となっており、交付率は60・1%と6割を超えている。東京都26市の中では、西東京市、福生市、青梅市に続き4番目に高い交付率となっている。

 市は「駆け込み交付」による申請者数の増加に対応するため、1月末から市民センターの臨時開庁を実施する。完全予約制で、1月28日(土)は鶴川市民センター、南市民センター、小山市民センターが開庁。予約の締切はあす20日(金)。29日(日)は忠生市民センター、なるせ駅前市民センター、堺市民センターが開庁。同じく20日が締切。2月4日(土)は忠生、南、堺の各センターで1月27日(金)締切。2月18日(土)は鶴川、なるせ駅前、小山の各センターで2月10日(金)締切。各日午前8時30分から午後4時30分。市民課の牧伸子担当課長は「町田駅前のカードセンターが遠い、平日に市民センターに行けないという人に利用していただきたい」と話している。

カードセンター移転 

 また、予約なしでカードを受け取れるマイナンバーカードセンターは現在の町田センタービル5階での業務が2月18日(土)の営業をもって終了。同月24日(金)から小田急町田駅側のコビルナ町田3階(原町田)に移転する。市は19日(日)から23日(木)までの閉所期間中、各市民センターでの予約受け取りを推進する。

 牧担当課長は「政府は健康保険証や運転免許証のカード一体化を進める24年度までに、100%の普及を目指しています。市としても引き続き申請・交付の体制を整えてカードの普及に寄与していきたい」と話す。問合せは同課【電話】042・724・4225へ。

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