総務省統計局が1月30日に公表したデータで、町田市の0歳から14歳の転入超過数が全国で2位だったことがわかった。市政策経営部職員によると町田市では近年、若年層の転入超過は続いており、南町田や小山ヶ丘の大型マンション開発などによる子育て世帯の転入増などが要因と考えられるという。
公表されたのは、国が毎年集計している「住民基本台帳の人口移動報告2022年結果」。これによると、0歳から14歳の転入超過数が全国で最も多いのは、埼玉県さいたま市で1520人、次いで東京都町田市が948人となっている。
同部の唐澤祐一さんによると、昨年は東京女学館大学跡地(鶴間4丁目)に建設された大型マンション竣工が超過の大きな要因の1つと言えるという。また一昨年は小山ヶ丘でも大型マンションが竣工しており、過去5年間の0歳から14歳の転入は平均しておよそ500人から600人の超過が続いていたという。
町田市未来づくり研究所が転入者へ行ったアンケートでは、住む場所に町田市を選んだ理由として「都心へのアクセスが良い」「商業が集積している」「緑がある」など、住環境の良さを挙げる人が多かった。ほかにも、交通の利便性や住宅価格の手ごろさ、などが見られたという。
市職員は「コロナ以降は、住環境の良さや日常の利便性を理由に選ばれているようだ。今後も”子どもにやさしい町”を目指し施策を充実させたい」と話す。
町田市では、公園の一部を利用した「冒険遊び場」や、児童館のサテライトである「子どもクラブ」などの新設にも力を入れている。
20年前に小山ヶ丘に移り住み、現在は町内会長を務める林吉郎さん(50)は引っ越してきた当時を「まだ家もまばらだった」と振り返る。現在は近隣に住宅やマンションなどが立ち並び、町内会には高校生から大学生くらいの子供がいる家庭が多いと感じている。「 比較的新しい街なので歩道など綺麗でしっかり保たれている。近くに大きな公園がたくさんあり、また学校や買い物をする場所も充実していて、子育てのしやすさ、住みやすさに繋がっていると思う」と話した。
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