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フットサル界に新しい風を ASVペスカドーラ町田×エプソン販売 未来へのアクション
プロフットサルチーム「ASVペスカドーラ町田(以下ペスカドーラ)」は今シーズン、ホーム戦の入場者数リーグ第1位(合計1万6233人)を記録した。その背景にあった新しいアクションとは何か。また、エプソンとの共創とは。町田市立総合体育館でぺスカドーラの関野淳太社長と甲斐修侍監督、エプソン販売(株)の釜田佳宜氏に話を聞いた。
Fリーグ発足時に町田に誕生ASVペスカドーラ町田
―ペスカドーラとはどんなチームですか。
甲斐 1999年に前身となるチーム「カスカヴェウ東京」が発足し、Fリーグ立ち上げを聞いて2007年に町田市をホームタウンとして誕生したのが「ASVペスカドーラ町田」です。国内男子フットサルの最高峰リーグであるFリーグの1部(ディビジョン1)に所属し、昨シーズンまで2年連続でリーグ3位、今シーズンは4位という成績でした。
―個性的で優秀な選手が多いとの評判ですが。
甲斐 これまで各世代別で日本代表選手を数多く輩出しております。現在のトップチームでは、17名いる登録選手の中、ペスカドーラの下部組織出身選手が12名在籍しています。世代別代表経験者は8名、フル代表経験者が2名所属しています。また、3年前から世代交代が進み、今シーズンの平均年齢は24〜25歳。試合によっては23歳という若手が活躍するチームになってきています。
U12も加わった育成スクール
―現在の若手の活躍にはスクールの存在が大きいのでしょうか。
甲斐 ペスカドーラでは町田、多摩、相模原などで直営が5校、八王子に委託校が1校あり、生徒数は全体で約330名。フットサルに特化した指導を行っています。サッカーにもフットサルにも通じる技術を伝えつつ、目に見える成長を「個」にもたらすというのが軸になっています。4月からU12カテゴリーを新設するため、さらに多くの日本代表や世界に通用する選手を輩出できると思います。
試合観戦だけじゃないホーム戦にはエンタメが満載
―地域の人たちとの交流にも積極的ですね。
関野 たとえば、地域の保育園・幼稚園などへの出前フットサルは3〜4年続けています。子どもたちと選手らが交流するあそびの広場では、参加してくださる地域の人もそれぞれの力を発揮できる場所にもなっていて、良い関係性が築けていると思います。
―特に今シーズンはホームゲームで新しいエンタメ企画が充実していると聞いています。
関野 ホームゲームでは試合以外の時間帯もご来場の皆様に楽しんでいただけるよう、様々な仕掛けを行っていて、エンタメエリアを「ドーラの遊び場」と命名しました。地元グルメのキッチンカーや露店、アトラクションなど、サポーターはもちろん、初めて来場された方々にも大変好評で、アリーナの空気が変わったと感じています。特に「ドーラの遊び場」は、体育館の外から見ても、何かやっているとすぐわかるので、試合を見に来た方以外にも興味を持っていただけます。その中でも注目を集めたのが「アルパカふれあいコーナー」です。アルパカを飼育されているのは町田市内の福祉事業者で、もともとチームとお付き合いがある中で「フットサル界で前例のないことをやろう」という私達の気持ちに賛同してくださり実現したものです。これらの要素が相まって、私たちチームの熱意が地域の方々を巻き込みホーム戦の入場者数1位という喜ばしい結果に繋がったと考えています。
環境問題を軸に地域社会へ貢献
-地域社会への貢献を始めたきっかけは。
関野 コロナ禍で観客動員数も経営的にも大変厳しい状況で、チームの存在意義や持続性を改めて見つめ直しました。これまでは試合に勝つことや日本代表選手を輩出することなど、競技面でホームタウンに貢献することを考えていましたが、世の中の仕組みや価値観が日々変化する中で社会課題へ貢献していくことがホームタウンチームの存在意義になるのではないか。そう考えて今シーズンから地域社会貢献へも積極的に取り組んでいこうと決め、「環境」「教育」「健康」の3つの活動キーワードを定めました。そうした我々の思いにエプソンさんが伴走していただく形で、ぺスカドーラとエプソンさんの共創関係がスタートしました。
-具体的にはどういったことを始めたのですか。
関野 最初は「環境」への取組で、マッチデープログラム(以下MDP)をFリーグでは初となる再生紙にすることでした。ホーム戦だと多い時は2千部程度のMDPを印刷します。以前は余ったMDPは廃棄していたのですが今は回収しエプソンさんの技術を用いて新たな紙に生まれ変わらせています。毎回再生紙で作成し無駄も出さない。地道な取り組みながらも大きな一歩と考えています。そんなMDPから始まってハリセンや選手カードも再生紙で作るようになりました。去年の夏休みにはエプソンさんから講師を招き、小学生を対象に自然環境についてレクチャーをする環境自由研究を行いました。7・8月の2回の開催はすぐに満員になり、選手も一緒になって自然の大切さを学びました。
「今後も活動の幅を広げたい」
-こうした取り組みへの周囲の反応は。
関野 地域の人、パートナーさんたちが「一緒にやりたい」と言ってくれるようになりました。先ほど話に出た、アルパカを飼育されている福祉施設のように、私たちが何かアクションをするとフットサル・スポーツ業界の外からも賛同・共感してくださる方々が出て来てくれるんです。今後もチームの理念に賛同してくださる方々と一緒に、チームがその繋がりのハブ(中核)となって活動の幅を広げていきたいです。
ペスカドーラとの共創への願い
-何故こうした取り組みをエプソンが一緒に行うことになったのですか。
釜田 「社会課題解決に貢献したい」という両者の価値観が合っているというところからです。昨年9月に「『省・小・精』から生み出す価値で人と地球を豊かに彩る」というコーポレートパーパスを制定しました。様々な社会課題を解決するために、エプソンの技術を活用し、人や社会、さらには地球環境まで豊かに彩りたい、そんな思いが込められています。このパーパスの考え方は、ペスカドーラさんの思い描くビジョンとリンクしていました。ならば一緒にやりましょうと共創活動を始めました。
紙の循環がすべての始まり
釜田 MDPは当日の試合情報を掲載し来場者に配布するもので、観戦の記念に持ち帰るお客様もいらっしゃり、単に電子化すればいいというものではありません。また、不足が起きないようにすると余剰分が発生しますし、持ち帰らずに廃棄されるものもある。しかも、MDPはその日の試合情報を掲載しているという性質上、使いまわしができません。そこで弊社の「ドライファイバーテクノロジー」で再生した紙「ドライファイバーペーパー」を使うことにしました。回収ボックスを用意して持ち帰らないものは回収し、余剰分と合わせて再生。その紙に次のMDPを印刷するので、紙資源が循環できます。また、再生に使う乾式オフィス製紙機「PaperLab(ペーパーラボ)」は、使用済みの紙からほとんど水を使わずに新たな紙を作り出せるのも利点です。そんなMDPがファンの皆様にどう受け止められているか会場でヒアリングしたところ、「いい取り組みだね」という反応のほか、「グッズが欲しい」という声もあり、ドライファイバーペーパーの厚紙を用いた選手カードが生まれ、その後シーズン中盤には同じくドライファイバーペーパーでペスカハリセンも作成しました。
共創活動の輪で市民を笑顔に
-紙のほかにも共創活動はありますか。
釜田 教育という点で夏休みに環境自由研究を開校しました。「環境」だけでなく、「教育」「健康」をテーマとした取り組みも来シーズンは増やしていきます。今後は、他業種の企業や自治体とも組んで、共創活動の輪を広げ、町田市民を笑顔にしていきたいです。
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