市内で書店を営む(株)久美堂(原町田/井之上健浩社長)の本町田店(本町田996)で5月23日(火)から、市立図書館の本の受け渡しサービスが開始される。同社が鶴川駅前図書館の指定管理者であることを受けて始めるもので、書店と図書館のサービスが同時に展開されるという新しい試みとなる。
同社では「活字文化を守る」「本好き=読者を増やす」ことを目的に昨年、鶴川駅前図書館の指定管理者をヴィアックス共同事業体として開始。本町田店の加納聖之店長は「地域貢献と活字文化を守ることを兼ねた事業となる。本好きな人が集う場になれば」と話す。
同店では、町田市立図書館の本の受け取り、返却、リクエスト用紙による予約が可能になる。サービス提供時間は同店の営業日時に準じており、午前10時から午後8時まで。年末年始は休業。
同店は駐車場を有し、「ドライブスルー」で書籍の購入もできる店舗。図書館本は現在、1人10冊までを上限としているため、家族で訪れると数十冊を1度に借りる世帯もある。そのため、車で立ち寄りやすい同店ではそういった家族の利用が増えるのではないかと見込んでいる。また、話題の書籍となると、貸出希望の予約が殺到し、時には1冊が200人待ちとなる場合もあるという。図書館では1人2週間までの貸し出しとなっているため、「早く読みたい人は購入を検討してくれるのでは」と同店の担当者は期待を寄せる。
図書館本の受け渡しサービスは現在、小山市民センター、子どもセンターぱお分館WAAAO、玉川学園駅前連絡所、成瀬コミュニティセンター、まちライブラリー@南町田グランベリーパークの市内5カ所でも行っている。
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