常磐町の日本料理店「さ蔵」が先ごろ、オープン20周年を迎えた。旬の食材を使った会席を提供し、地域住民らの祝い事の席にもなってきた同店。「飲食店のほとんどが3年以内に閉店する」ともいわれるなか、小川のせせらぎが聞こえ、和を感じさせる空間づくりを徹してきた同店は常連客の心をつかんで離さないできた。
そんな「さ蔵」はとある2枚の絵から生まれた。同店のオーナーが好む画家の作品で、「さくら」と「蔵」の絵。同店の岡本伸子さんは「両方とも店に飾られているのですが、それらを見て、『この店を描いたもの?』とよく質問される。でも実はこの絵に合わせ、当店はつくられたんです」と微笑む。春になると絵画同様、桜に包まれ、さまざまな形の石が積み重ねられた特徴的な外壁も絵画そのままに再現されている。
同店の三池一矢店長は「そんな形で生まれた店がお客さまの祝い事の場に利用していただけている。これからも多くの節目に立ち会っていくことができれば」
同店では現在、20周年を記念した特別会席を提供中。「多くの方に楽しんでもらいたい」と三池店長は話している。
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店の「モデル」となった絵画
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