神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2023年8月31日 エリアトップへ

「夕焼け小焼け」は相原? 童謡作曲100年 地元団体PR

文化

公開:2023年8月31日

  • X
  • LINE
  • hatena
相原展で紹介されている中村さんの写真など(上写真)、文献について説明する守屋さん
相原展で紹介されている中村さんの写真など(上写真)、文献について説明する守屋さん

 童謡「夕焼け小焼け」が作曲されて100年となる今年、その詞の舞台が相原町の景色である可能性があるとして、地域住民らで構成される相原まちづくり協議会がPRを推し進めている。21日からは原町田の商業施設内で実施されている「町田相原展」内で作詞者である中村雨紅(うこう)さんと相原町のゆかりを紹介している。

 「相原のことを知ってもらうきっかけになれば。町おこしの一環です」。PR活動についてそう話すのは協議会の副理事長で相原町と中村さんのゆかりについて調べてきた守屋松則さん。2009年に当時の町田市長が発表した文書のなかに「相原町が『夕焼け小焼け』の舞台では」といった内容のものを見つけ、ゆかりについて調べるようになったという。残された文献などを確認していくと、現八王子市の宮司職に就く家に生まれた中村さんが「夕焼け小焼け」の詞を書いたとされる時期に相原町に住む親類の養子となっていたことを知った。

 また、相原町では以前、詞にある鐘の音が聞こえ、夕方になるとカラスの大群が相模原市方面へと帰っていく様子がみられたことなどから、関連があることを実感。「何より、相原から見る夕焼けはきれいですからね」と守屋さんは力を込める。

 夕焼け小焼けの舞台に関しては、生まれ育った八王子説や、作詞をした当時、教員として勤務していた小学校近くの荒川区・日暮里地区という話もあるが、中村さんの実家である宮尾神社で現在、宮司を務める高井住和さんは「雨紅は夕焼けの景色は『特定の場所ではない。それぞれの故郷と思ってもらえれば』と話していたそうです」と微笑む。

 守屋さんは「開催中の相原展に立ち寄り、街の魅力と共にゆかりについて知ってもらえれば」。相原展は町田モディ地下1階イベントスペースで9月10日(日)まで。

町田版のトップニュース最新6

「小野路の気泡」調査終了

「小野路の気泡」調査終了

JR東海が発表 説明会開催へ

4月24日

自宅の防犯対策に補助金

町田市

自宅の防犯対策に補助金

費用の1/2 強盗の多発受け

4月24日

天狗石造 民俗文化財に

天狗石造 民俗文化財に

成瀬に3基 希少性高く

4月17日

結成60年「地域奉仕一番に」

町田LC

結成60年「地域奉仕一番に」

障害者スポーツなど支援

4月17日

「犬猫保護の負担減らしたい」

「犬猫保護の負担減らしたい」

市内で団体設立 活動1年

4月10日

太陽光パネル設置義務化

東京都

太陽光パネル設置義務化

4月から 新築戸建が対象

4月10日

あっとほーむデスク

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook