先ごろ行われた杭州アジア大会の陸上・七種競技で6位入賞した 大玉 華鈴(かりん)さん 町田市内在勤 23歳
いろいろ挑戦したい
○…短距離や跳躍、投てきと走る・跳ぶ・投げるの要素が入った種目を2日間でこなし、合計点を競う七種競技。日の丸を背負い挑んだアジア大会は悔しさの残るものとなった。初日は3位で通過したものの、2日目は得点を伸ばすことができず、順位を下げての入賞。「力を出し切れなかったにも関わらず、高い得点を維持できたことは良かった」。負けず嫌いと前向きな心。競技生活を支えていることだ。
○…山口県出身。身体を動かすことが好きで、「男の子にも負けたくない」と考える子だった。混成競技との出会いは中学の頃。走って跳んで何でもこなせることから勧められ、競技に取り組むとのめり込むように。中学、高校と全国大会で活躍。大学時代は日本インカレ3連覇を果たし、第一人者として名をあげた。「剣道、バレエにも挑戦していた。元々、いろんなことに挑戦したくなるんです」
○…昨年から社会人生活を送る。三輪町の鶴川記念病院の職員として勤務しながら、競技を続けられることに感謝しつつ、所属するクラブが開く陸上教室の先生役も板についてきたところだ。時には買い物や友人と遊び、息を抜くこともあるが、「そろそろ、冬のきついトレーニングに入る」。今は競技第一。充実している。
○…目指すは来年行われるパリ五輪の日本代表入り。6月に行われた日本選手権では最終種目の800mを除いた6種目で1位に。日本一に迫ったことから、七種競技をけん引していきたいという思いは高まっている。一方で2日間の戦いの後は、ライバルだった選手同士が健闘をたたえ合う競技に魅了され、アジアにとどまらず世界で活躍できる選手になりたいと強く思う。当面陸上漬けは続きそうだ。
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