東京家政学院大学(相原町)は、キャンパス内の裏山の自然環境を生かし、子どもたちに豊かな自然体験の場を提供する「森のようちえん」を開講している。
森のようちえんは、子どもたちに豊かな自然体験の場を提供し、心身の成長を促すことなどを目的に、全国で展開されている活動。同大学では2014年に、野外学習を専門とする金子和正名誉教授によって設立された。
月に1、2回行われるこの野外活動では、季節に応じたタケノコ掘り、焚火などのイベントが実施されている。ミッションを取り入れて、チームワークを活かす活動や、森の中に生息する植物に触れる機会などもあり、同大学・児童学科の学生がイベントの企画・運営などを主体となって行っている。
児童学科の佐藤冬果助教は、森と触れ合うことで得られる効果について、「想定外なことが起こる自然。そのなかでピンチを切り抜けたり、やり遂げた経験が子どもたちの自信になったりという効果がある。学校生活とは異なる環境でコミュニケーション力を培うことにもつながる」と説明。続けて、「活動は、児童学科の学生にとっても影響を与えるものになっている。子どもたちの反応をみて、真の意味での学びにつながっているのでは」と話している。
創立から10周年
同大学の森のようちえんは創立から10周年を迎えるにあたり、催しを開催する。森に関する専門家や教育の第一人者を招き、地域で講演を行う。佐藤助教は「本学のキャンパスがある相原は、森や植物が多い地域。子どもたちの教育に自然を取り入れる機会をこれからもつくっていきたい」と話している。
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