肉体の美しさなどを競う大会で先月、準グランプリに輝いた 伊藤 博文さん 鶴川在住 44歳
「誰でも変われる」示す
○…肉体の格好良さや美しさなど競う大会「ベストボディ・ジャパン」のミスター・経営者部門に出場。昨年の準優勝者として注目を集めるなか、より良く魅せるため鍛錬し、研究を重ねてきたポーズを決め昨年の覇者に勝利。結果は順位こそ前回と同じだったものの、成長を感じられた。「でも、まだまだ可能性はある。来年に向けて鍛え上げていきたい」と既に次を見据えている。
○…町田市内で建設、造園などにあたる会社を営む。イベントのPR代行や結婚相談所の運営にも関わるなど、経営者としての手腕にも注目が集まっている。若い頃はプロボクサー。チャンピオンベルトに迫るも、けがが原因で30歳でリングを去ることになったが、貪欲に上を目指す精神はその頃、養ったもの。「父親」として慕ったボクシングジムの会長に認められたい一心で汗を流してきたことを懐かしむ。
○…知人の影響で40歳を超えてから始めたボディビルディング。大きな力になってきたのは家族だった。入賞を逃した一昨年の大会で、応援に駆けつけた息子が涙を流していた。「その姿を見て悔しくて。がんばろうと思えた」。家族への思いを胸に日々身体を鍛え上げ、その後の準優勝につなげた。家族共に過ごす時間はかけがえのない時間。家族と遊びに行く休日が一番の楽しみになっている。
○…昨年から運動指導などにあたるパーソナルジムの経営も始めた。身体を鍛え、健康になることの素晴らしさを知っているからこそ、まわりの人たちを幸せにできると考えた。「40歳を超えて、自分は変われた。年齢に関係なく、可能性があることを知ってもらいたい」。その手本として、「次は優勝を」と。自身の可能性への期待は高まるばかりだ。
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