発達に心配のある子どもが、遊びを通して自分らしく過ごす練習をする場所がある。町田市内で幼稚園や保育園を運営する正和学園が開設した「みんぐるくらぶ・町田自然ルーム」(忠生)だ。個々に合わせた教材やおもちゃを使うことで発達を促す「療育」を行い、子どもたちがより自分らしさを発揮し、自立した生活が送れるようフォローしている。
正和学園の齋藤祐善理事長は「対象は1歳半から、6歳まで。当学園が運営する幼稚園に併設する形で開設した。みんぐるくらぶと幼稚園、両方の子どもたちが分け隔てなく混ざり合い、いろいろな個性をもった子どもたちみんなが学び合っている」と笑顔。今年4月の法改正により、併設が可能になったといい、「双方の職員が情報共有できることも大きかった」と話す。
「混ざり合う」
正和学園は元々、障がいや国籍などに関わらず、さまざまな人が地域で一緒に暮らしていく共生社会を目指し活動してきた。今回開いた児童発達支援の場を「混ざり合う」という意味の英単語から、「みんぐる」としたのは「全員が特別」という思いからだったという。齋藤理事長は「これからも子どもたちの切れ目のない支援を行なっていきたい。それが町田の共生社会をより生んでいくことにつながれば」と話している。
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