町田を拠点とするFC町田ゼルビアが先月、J1リーグの前半戦を首位で折り返した(全38節中19節)。21試合目となった6月30日のガンバ大阪戦を終えて2位に勝ち点5差をつけ、1位(1日時点)をキープ。J1初昇格での初優勝がみえてきた。
厚い選手層
戦前の予想を覆す快進撃を支えているのが、選手層の厚さだ。J2で前年15位と低迷したチームを数多くの選手を入れ替え、建て直し初優勝した昨シーズン同様、積極的な補強で選手層を厚くしのぞんだ今シーズン。J1経験者などが多く加わり、昨シーズンのレギュラーがベンチを温める場面が増えるなど、レギュラー争いが激化。怪我などによって出場できなくなった選手の穴を同様の力をもつプレーヤーが補い、強さを維持してきた。今季は開幕戦こそ引き分けたもののその後、4連勝と波に乗り、敗戦しても連敗せずに勝負強い戦いを繰り広げている。
MVPは谷?
そんなチームを引っ張ってきたのが、パリ五輪に出場する23歳以下日本代表でも主力としてアジア予選で活躍を見せた平河悠、藤尾翔太両選手。平河選手はここまで2得点ながら、3月の試合で1試合3アシストを記録するなど、チームの攻撃の軸となり、一方の藤尾選手は1日時点でチームトップの8得点。ポイントゲッターとして活躍する。
元プロサッカー選手でゼルビアにも所属していた東京都議会議員の星大輔さんは前半戦のチームMVPにゼルビアで初めて日本代表に選ばれたキーパーの谷晃生選手をあげる。失点の少なかった前半戦をリードしたとして評価し、「レンタル移籍の選手。このままゼルビアに残ってもらいたい。日本代表にも定着すれば」と期待を寄せる。
地域も
地域も盛り上がってきた。町田駅周辺の市街地ではゼルビアを応援するタペストリーなどの掲出が増え、予想外の首位争いに戸惑いつつ、「優勝できる」――といった声が聞かれるようになっている。星さんは後半戦について、「けが人も多くなってきた。暑い夏をどう乗り切るかが課題。新たに活躍する選手の登場や再び補強ができるかが重要になってくると思う。優勝に向け、このまま走り続けてもらいたい」と話している。
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