町田市内でオペラ公演を行い、今年15周年を迎える「町田イタリア歌劇団」が来月12日(祝)、13日(火)、27日(火)、記念公演としてオペラ「アイーダ」を町田市民フォーラム(原町田)で上演する。同作品は古代エジプトの戦士ラダメスと、敵国エチオピアの王女アイーダの一途な愛を描いた物語。アイーダ役での刈田享子さんと、恋敵アムネリス役の高橋未来子さんに話を聞いた。
--どんな役
刈田「アイーダはエチオピア王女ですが、正体を知られずにエジプトにとらえられた奴隷として登場します。敵国のラダメスと禁断の恋に落ちてしまいます」
高橋「アムネリスはラダメスに好意をもち、アイーダを恋敵として徹底的にいじめるエジプトの王女。悪役のイメージがある一方で、恋に不慣れな不器用さは役柄の魅力であると感じています」
--公演の見どころは
刈田「祖国の父に応えたい王女としての思いと、愛する人を純粋に思う乙女としての面を持つアイーダ。その気持ちの狭間で苦しみながら歌う場面が見どころだと感じています。大変な場面ですが、その気持ちをうまく表現したいのでぜひ見ていただきたいです」
高橋「幸せの絶頂だった3幕から、ラダメスに裏切られてしまう4幕にかけての激しく音楽が変わる場面が好きです。特に4幕に注目してみていただけるとうれしいです」
ウクライナ支援も
同公演で司祭長のランフィス役を務めるデニス・ビシュニャさんは、ウクライナ出身。デニスさんが出演する13日の公演では、ウクライナ支援の募金を受け付けるという。デニスさんは「以前行った公演では、町田の方々にとても助けられた。公演を通してその感謝を伝えたい」と話す。
主催の柴田さんは「1番のキャスティングで臨むこの公演。ぜひご来場ください」と話す。チケットの購入・問い合わせは柴田さん【携帯電話】090・1734・8116へ。
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