JRと小田急の町田駅をつなぐ通路を彩るのが,地域情報などを発信している町田駅前デジタルサイネージ(電子看板/55インチ、5カ所/Machida Vision PD2)だ。1日平均9万人を超える歩行者が通行するなか、23年から放映を開始。以来、駅利用者らに地域情報のほか、地元企業らの広告を発信している。
管理する株式会社町田まちづくり公社によると、町田駅前での情報発信ツールの検討を進めるなか、景観を考慮したうえでのデジタルサイネージだったといい、「地域の盛り上げを目的として特別に設置させてもらっている」と同社担当者。この事業で得られた収入は地域価値向上に関する取り組みの財源にあてられているという。
増加傾向
一方、このデジタルサイネージは通行人が見入り足を止めないよう簡潔な内容にする必要があるなど、活用には規制も少なくないが、設置して1年半が過ぎた現在、新店のPRなどに活用する企業などが増えているという。
同社担当者は「街なかの個店にも利用してもらいたい。内容をより充実させ、より注目が集まるようにしていきたい」と話している。
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