アイルランドの女子プロサッカーリーグで奮闘中の町田市出身の池座綾花さんに先ごろ、応援メッセージが書かれたフラッグが届けられた=写真。
池座さんがサッカーを始めたFC芹ヶ谷東京や高校時代に所属したチームの関係者、後輩たちなどのほか、友人、知人らのメッセージがフラッグ一杯に書かれ、現地を訪れた母親の小百合さんから手渡された。
池座さんは「驚いた。心がいっぱいになった。たくさんの人に応援されていることを再び自覚することになった」と笑顔をみせる。なかでも、水墨画家であった祖母の直筆で書かれた名前と背番号に「とてもきれいに書かれていて感動した」と振り返る。
小百合さんは「スタンドで観戦できて感無量。試合中、綾花の母親として紹介されたのには驚いた。皆さんと仲良くしてもらっていてうれしい」と現地の様子を語っている。
「いずれは・・・」
メッセージを送った一人であるFC芹ヶ谷東京の友井徹代表は池座さんについて、「幼い頃から見守ってきたが、小学生時代はサッカーとなると男の子に対しても強く意見を言える子で勉強もよくできた」とほほ笑む。そして昨年、後輩たちの指導に来てくれた際には「昔より、指導がぬるいのでは――」と指摘されてしまったといい、「その意識の高さが海外で自らプロ契約にこぎつけ活躍している理由なのかなと思う」と苦笑いする。「いずれは町田に戻ってきてもらい、街を盛り上げる存在になってほしいと思っている」
残り4試合
池座さんは現在、アイルランドの女子プロサッカーリーグ「アイルランドリーグ プレミアムディビジョン」で最終局面を迎えている。
所属するチームは8月末時点で11チーム中8位。15試合を消化したなか、池座さんはディフェンダーとして13試合に出場し、「筋力アップし、日本にいる時よりも良いプレーができている」と話す。残りは4試合といい、「みんなからの応援を背負って勝ち切れるように残りの試合全力を尽くしたい」と意気込んでいる。
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