神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2024年9月19日 エリアトップへ

障害者福祉施設の職員として働く傍ら、防災の知識を広める活動を行う 重枝 由晃さん 本町田在住 66歳

公開:2024年9月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
重枝 由晃さん

災害弱者 守るべく備える

 ○…金森の障害者福祉施設に勤める傍ら、防災に関するNPOに所属し、いざというときに命を守るための知識を広げるべく活動を行っている。今月初旬には災害時を想定し、全館で電源、給水を止めた状態での訓練を初めておこなった。電話がつながらない、冷房も停止する--という「まさに非常事態」のなかでの訓練。いざというときに通所者の命を守る立場としての責任を再認識する機会となった。

 ○…福祉の仕事に就いたのは18年前。それまでトラックの運転や内装の仕事を担ってきたが一転、知人の頼みで知的障害者支援の手伝いを行ったことがきっかけとなった。接し方が分からず、初めは苦手意識を感じていたものの、仕事を通して彼らの人柄に触れていくうちに楽しさに気が付き、引き込まれるように。現在の施設では通所者の授産作業をサポートし、生活の様子を見守る毎日だ。慕われる存在。「皆から元気をもらっている」と笑顔を見せる。

 ○…NPOとして、災害時に身近なものを用いて生き延びる「サバイバル防災」を伝えている。先月には芹が谷冒険遊び場で教室も開いた。原点となるのは、子どもが小さいころ、一緒によく行ったアウトドア。1週間近くにわたりキャンプ生活をしたこともあり、自然界にあるものを使って過ごす経験は、災害時に生き延びる術として生かせると体感している。

 ○…福祉施設が避難場所として機能するよう、常に備えておくことへの重要性を感じる。発災時、障害者をふくめ、妊婦や高齢者は災害弱者となり、自力で逃げることが難しく、避難先の受け入れが整っていない可能性もある。「彼らの受け皿としてサポートできる体制を備えておきたい。スムーズに対処できる施設でありたいと思う」

町田版の人物風土記最新6

石橋 生(いくる)さん

世界遺産検定のマイスターに首席で合格し、アカデミー賞を受賞した

石橋 生(いくる)さん

下小山田在住 43歳

11月21日

川田 昭美さん

故郷である石川県の復興支援コンサートで今月、琴の演奏を行う

川田 昭美さん

原町田在住

11月14日

町谷 光博さん

山崎団地名店街で開催される幼小中高合同文化祭の発起人の一人である

町谷 光博さん

大和市在住 59歳

11月7日

萩生田 和也さん

SDGsアワードでグランプリを受賞した

萩生田 和也さん

小野路町在住 42歳

10月24日

角尾 良太さん

取り扱うネコのステッカーが話題を集めている

角尾 良太さん

本町田在住 46歳

10月17日

成沢 重幸さん

創立50周年記念公演を来月スタートさせる交響楽団の代表を務める

成沢 重幸さん

小山町在住 52歳

10月10日

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月14日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook