演劇経験者などの市民で構成された朗読劇団体「座・風鈴」が今月27日(日)、森野の町田市民ホール第4会議室で旗揚げ公演を行う。公演では山本周五郎作の『糸車』と芥川龍之介の『桃太郎』の2作品が上演される。
演出を務める津崎れい子さんは「今回朗読する物語の背景に、現代社会の男女平等やウクライナで起こっている戦争につながるものがあると思い選んだ。そういった背景も意識しながら聞いてもらえれば」と話す。
一方で新劇をはじめとする演劇の経験者である津崎さんは、町田市内での演劇披露の場が少ないことや、シニア世代が家にこもりがちであることが気にかかっていたという。「朗読であれば、台本を覚える必要がなくシニア層にも気軽に参加してもらえるのではと思った。この活動が町田の文化芸術活動の一助になればと思っている」
現在は9人で活動を行い、その参加目的は発声のため、健康のためなど様々だ。「今回の公演にぜひ足を運んでいただき、徐々に朗読劇が街に浸透していったらうれしい」と津崎さんは笑顔を見せる。
公演は午後1時30分開演(1時受付開始)。会員も受付中だという(月会費千円)。問合せは津崎さん【携帯電話】090・7284・9278へ。
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