神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2024年10月24日 エリアトップへ

SDGsアワードでグランプリを受賞した 萩生田 和也さん 小野路町在住 42歳

公開:2024年10月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
萩生田 和也さん

町田の肉牛 拡大目指す

 ○…小野路で約50年の歴史をもつ牧場の4代目として、父親らと黒毛和牛の飼育に当たる。地産地消の取り組みの認知拡大を目指すべく食育のプログラム作成にも力を注ぎ、里山の資源を生かすことに視点を向け進めてきたことがこのほどSDGsの取り組みとして評価を受けた。「まさか自分たちが、という気持ち。選ばれてうれしい」と喜びを語る。

 ○…子どものころから牧場で働く父の姿を見てきた。いつかは跡継ぎに--との思いを受け28歳で決意し畜産業界へ。最初は戸惑いもあったが、仕事に誇りをもつようになった頃、東京五輪を機に高まった東京産肉牛のブランド確立の動きに奮い立った。「自分たちが育てた黒毛和牛のことを知ってもらいたい」。市内での知名度を高めるべく、妻や地元団体の協力を得ながら奔走。人前に立つのは苦手だったが、続けてきてよかったと実感する現在だ。

 ○…生き物を相手にする仕事ゆえに休みなく働く毎日だが、愛情をこめて育てる牛たちと向き合う時間は代えがたい時間になっている。「眠くなるのが早く・・・」、仕事後に出かけることは少ないが、金曜の夜だけ行きつけの居酒屋へふらり足を運ぶことが増えている。顔なじみが多く集う場所。他愛のない会話が疲れを吹き飛ばしてくれる。「飲んだくれていますね」と笑う。

 ○…市内での肉牛を取り扱ってくれる場所がないことが長年の悩みとなってきたが今月、地産地消をテーマとする町田市役所内の食堂で取り扱ってくれることが決まった。「うれしい。町田でも和牛を育てていることを知ってもらう機会になれば」。今回の受賞を経て更にその輪が広がればと考える。「小野路の魅力も伝えていければと思います」

町田版の人物風土記最新6

石橋 生(いくる)さん

世界遺産検定のマイスターに首席で合格し、アカデミー賞を受賞した

石橋 生(いくる)さん

下小山田在住 43歳

11月21日

川田 昭美さん

故郷である石川県の復興支援コンサートで今月、琴の演奏を行う

川田 昭美さん

原町田在住

11月14日

町谷 光博さん

山崎団地名店街で開催される幼小中高合同文化祭の発起人の一人である

町谷 光博さん

大和市在住 59歳

11月7日

萩生田 和也さん

SDGsアワードでグランプリを受賞した

萩生田 和也さん

小野路町在住 42歳

10月24日

角尾 良太さん

取り扱うネコのステッカーが話題を集めている

角尾 良太さん

本町田在住 46歳

10月17日

成沢 重幸さん

創立50周年記念公演を来月スタートさせる交響楽団の代表を務める

成沢 重幸さん

小山町在住 52歳

10月10日

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月14日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook