市内在住で高校1年生の岩田ひまりさんがメンバーに名を連ねたダンスチーム「KONAMI J.B.STAR」が先ごろ、アメリカ・アリゾナ州で行われたヒップホップダンス世界大会で銀メダルを獲得した。岩田さんは「みんなと揃えつつ、自分の個性を大切にして踊り切った。結果を残せてうれしい」と笑顔を見せる。
ヒップホップダンスの世界最高峰ともされ、約50カ国が参加した同大会。岩田さんは、所属するコナミスポーツクラブの中から選抜されたチームで出場し、9人でバーシティ部門(13歳〜17歳)、10人でJVメガクルー部門(17歳まで)にそれぞれ出場。双方で銀メダルを獲得した。岩田さんの見せ場となったのは、片手で倒立しポーズを決める場面=写真下=。チーム内で岩田さんが唯一できる技といい、見守った母の陽子さんは「この技と踊っているときの表情が、ひまりの強みだと感じている」と娘の快挙を喜んでいる。
0・04点差で4位となった昨年の悔しさを晴らした大会となった。「個人技がうまく決まってよかった。みんなと一緒に練習してきた成果が実ってうれしい」と岩田さん。一昨年にも同大会に出場し銀メダルを獲得していたものの、コロナ禍でオンライン開催だったこともあり、「あまり実感がなかった」という。
そして、大会まで大切にしてきたことは、踊る人も観客も笑顔になるような「ハッピーダンスを届ける」こと。ユーモアを交えたメリハリのあるダンスが評価され、「一人一人を目立たせる構図だったので、みんなと揃えつつ自分の個性を忘れないようにした」と振り返る。
基礎トレ欠かさず
小さいころから体を動かすことが好きだったという岩田さん。4歳のときに保育園の習い事としてヒップホップを始め、現在所属するスポーツクラブには小学3年生の頃から通い始めた。チームとして週2回のレッスンに加え、公園などでの自主練習のほか、基礎トレーニングを毎日こなす。昔は10秒もたなかった倒立も、今ではチーム内で最も長くできるようになった。
厳しいレギュラー争いがあるなかで、メンバーに選ばれず気持ちが沈んでしまうこともあったものの、「とにかくやるしかない」という思いで練習にあたってきたという。
陽子さんは「娘はセンスで踊るタイプではないと思う。前向きに努力し、諦めずに続けてきたことが結果につながり良かったと思う」と話している。
今後は大学受験に専念するため、年内は大会に出場する予定はないが、岩田さんは「大学でもダンスを続けていければ」と話している。
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