衆議院議員総選挙が27日投開票され、新たな区割りとなった東京23区(町田市)では、前職で立憲民主党の伊藤俊輔氏(45)が11万1851票を獲得し3度目の当選を果たした。前職で自由民主党の小倉將信氏(43)が体調不良を理由に不出馬するなか、後任として出馬した元東京都議会議員で新人の吉原修氏(自民党・68)は比例復活もならず、新人のAIメイヤー氏(みんなでつくる党・51)も及ばなかった。
伊藤氏と小倉氏の実質3度目の一騎打ちになるとみられていた今回の衆院選。衆議院解散直前で小倉氏の不出馬が決まり混沌とするなか、三つ巴を制したのは伊藤氏だった。2期の実績をもとに古い政治からの脱却を図るとして選挙戦を戦い、11万1851票を獲得。初めて小選挙区での当選を果たした。
27日、午後11時すぎに当確が伝えられると伊藤氏の事務所では支援者から大きな拍手が起こり、場内は安堵の雰囲気に包まれた。
登壇した伊藤氏は「3期目の挑戦でやっと小選挙区で勝つことができた。支えてきてくれた皆さんのおかげ。受けた期待を形にしていきたい」と力強く誓った。
「力不足」
一方、急遽出馬が決まった吉原氏は都議5期20年の経験を前面に出し、地方自治のあり方を議論していきたいとしてきたが、準備不足は否めず、比例復活もならなかった。自民党は長年守ってきた議席を失い、吉原氏は「政治と金の問題の影響が大きかった。私の力不足」とコメントを残した。
投票率は55・71%
新たな区割りとなり初めて行われた東京23区の投票率は計55・71%。多摩市の一部地域を含んで行われた前回と比べて、2・21ポイント減となった。
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