町田市は11月21日、パリ2024パラリンピック競技大会で銅メダルを獲得した射撃の水田光夏(みか)選手(27・町田市在住)に市民栄誉彰を贈呈した。贈呈式は市役所で行われ、家族や関係者、市長らと改めて喜びを分かち合った。
射撃 日本選手初「魅力広めたい」
水田選手は9月に開催されたパリパラで射撃混合エアライフル伏射に出場。パラにおける射撃で日本選手として初のメダルを獲得。その功績を称えての市民栄誉彰となった。市民栄誉彰は水田選手で7人目。
石阪丈一市長は式辞で水田選手の功績を「町田市にとっても大変名誉な出来事」と称賛。「東京大会では惜しい結果に終わったが、今回は見事に成果を出された。本当におめでとう」と述べた。水田選手は、「町田市で生まれ育ち、市民の皆さんに支えられて今の自分がある」とし、2021年の東京大会で32位だったという悔しさがあり今回はファイナル進出を目標に挑戦したが「まさかメダルに手が届くとは思わなかった」と振り返った。表彰式でメダルを首にかけられた際、その重さから思わず「重っ」と口にしてしまいそれがプレゼンテーターの笑いを誘ったことを明かし、贈呈式の場を和ませた。あいさつの最後では「これからもパラ射撃の魅力を広める活動を続けていきたい」と抱負を語り、市内での体験会などのイベント実施にも意欲を見せた。
水田選手は都立町田の丘学園、桜美林大学を卒業し現在は株式会社白寿生科学研究所(渋谷区)に所属している。贈呈式を見守った同社の原浩之代表取締役社長は「ご縁があって新卒で入社していただいた。ちょうどその頃、当社の最寄り駅のバリアフリー工事が完了するなどしたので、さらにご縁を感じた」と回想し「選手としては東京大会が延期となった際、『1年練習できる』と話していて、とても前向きな考えを持っていると思った。今回のメダルは感無量です」と喜んだ。
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