恵泉女学園大学・平和紙芝居研究会「KPKA(クプカ)」の代表を務める 加藤 未紗さん 恵泉女学園大3年
笑顔広がる紙芝居に
○…広島・長崎に投下された原爆による悲惨さを描いた『二度と』や子どもたちを楽しませる『みんなでポン』などを紙芝居で表現するサークルの代表を務める。「先輩方が優秀でしたから大変です。副代表に支えてもらいながら活動しています」。そう謙遜する一方で、「本番になるとその場の状況を見ながら進行をすることが得意です」と胸をはる姿には周囲からの信頼が集まっている。
○…1年の秋ごろ、サークルの見学に誘われた。行ってみると「『新メンバーの加藤さんです』って紹介されて、すでに一員になっていました」と笑う。高校では演劇部に所属し、一人芝居で都大会に出場したことも。「もともと人前で表現することは好き。舞台がいいですね」とにっこり。今年は多摩市内の小中学校などで続けている平和について考える「平和出前授業」を新任教員研修会で披露。「さすがに緊張しました」と振り返る。
○…差別問題や多様性などについて学ぶ国際社会学科に所属。授業やアルバイト、サークル活動と忙しい日々を過ごすなか、夢中になっているのがコンビニなどにある「一番くじ」。「サークル本番の日に限って大きなものが当たって、みんなに驚かれるんです」と笑顔をみせる。
○…昨年末、初めて広島に行き原爆ドームや資料館を視察した。「想像以上でした。2度と起こしてはいけないと思いました」。紙芝居や平和授業を通して、子どもたちに平和のありがたさを伝えていく気持ちが高まることに。大学の閉学が決まり、下級生がいないことからサークルの存続を危惧するが、「できる限り活動は続けていきたい。最後にはみんなが笑顔で帰ってもらいたいと思っています」
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