格闘技イベントK-1の選手で、本町田の団地商店街内にジムを開いた 佐々木 大蔵さん 本町田在住 34歳
安心できる「第3の場」を
○…子どもから高齢者に対してキックボクシングや空手を指導する。隣接する団地商店街内のカルチャースクールで教えていたなか、生徒が増えてきたこともあり自身のジムを開くことを決意。3月にオープンさせた。目指すのは家庭や職場、学校などとは違う「第3の居場所」。「エネルギーをチャージする場所にしたい。安心できるスポットになれば」と笑顔をみせる。
○…これまで60戦近くプロの舞台に立ってきたベテランファイター。K-1とは異なる立ち技の格闘技イベントでチャンピオンベルトを獲得するなど、高い技術をもって第一線を走り抜けてきた。現在主戦場とするK-1では王者まであと一歩のところで勝ちきれず、一進一退の状態が続くが、「格闘技が好き。K-1王者になることを諦めていない」。戦いは自分の弱さと向き合う機会と考える。
○…町田市内の中学校に入学してすぐいじめを受けた。「なぜ自分が」と戸惑い、悲しみに包まれるなか、異変を感じた両親の「学校に行かなくてもいいよ」の声に救われた。そして、父親の大介さんに勧められて足を運ぶようになったのが近所にあった格闘技ジム。懸命に練習に励むジム生らに安心感を覚え、共に汗を流すうちに自信を取り戻し学校にも通えるようになった。現在の原点となっている経験だ。
○…何よりも大切なのが家族。妻と2人の子ども、両親と二世帯で暮らす。しっかりしている小学生の息子とかわいい盛りの3歳になる娘を見守る毎日は大変である一方、幸せを感じる時間に。どちらかといえば口下手だが、大介さんが自分をいじめから救ってくれたように子どもたちを守っていきたいと思う。「格好いい父親。私も目指したいですね」
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