12月25日(日)に行われる『全国高等学校駅伝競走大会』に町田市立金井中学校を卒業した仙台育英高校1年の関根花観選手と同市立南成瀬中学校を卒業した東京実業高校1年の中山将選手がメンバーに選ばれた。女子は10時20分、男子は12時30分にスタートする。
都道府県予選を勝ち抜いた47校が出場する高校駅伝の頂点を決める全国大会。京都市西京極総合運動公園陸上競技場をスタート・フィニッシュするコースで、女子は21・0975Km(5区)、男子は42・195Km(7区)で競う。
関根選手は11月の宮城県予選会で3区(3Km)を区間賞の走りで優勝に貢献した。その後、東北高等学校駅伝競走大会でも区間賞に輝き、今月3日の日本体育大学長距離競技会ではトラック3000mを9分25秒87で自己記録を10秒近くも更新し、調整も万全の様子。
関根選手の母・美咲さんは「先日、久しぶりに会えたが『元気?京都でも頑張ってね』『うん、頑張る』くらいしか言葉を交わせなかったが、親からみて色々なことを乗り越え、毎日の練習を積み重ねた娘が一回りたくましくなったように見えた。被災地仙台の皆さんの気持ちや地元町田で応援してくれる方々の気持ちを力にして、最高の走りを見せて欲しい」と話している。
中山選手は、11月に行われた第62回全国高校駅伝競走大会都予選で駅伝メンバーに1年生でただ一人選ばれ、5区(3Km)で出場。107校が参加する激戦の中、個人記録8分53秒で1位で受けたタスキをさらにリードを広げて6区につなぎ、区間賞も獲る快挙となり、都大会男子優勝に大きく貢献した。
また2週間後に行われた第64回関東高等学校駅伝競走大会では、5区(3Km)で出場し、個人成績は48校中12位だったものの都予選の記録とほぼ同タイムで走り、安定感のある走りを見せた。
中山選手は、高校に入ってから怪我などで走れず苦しい思いをした時期も続いたが、現在は体調共に万全。全国大会に向け追い込みをかけている。「当日まで選ばれるか分からないが、走れるなら家族、そして応援してくれる皆さんのために走りたい」と意気込みを語った。
この全国大会は高校生にとって最高峰の大会。過去、この大会で区間最高記録を出しているサムエル・ワンジル選手は北京五輪男子マラソンで金メダル。小林祐梨子選手は09年世界陸上で5000mに出場している。
育英は20年連続20回目、東京実業は2年連続3回目。
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