市内の学校議会・団体 黙とうを捧げる 3月11日、大震災から2年
朝礼で１分間の黙とうをささげた
３月11日は東日本大震災からちょうど２年。１万５千人以上の尊い命が失われ、今なお２６００人以上の行方不明者がいるという。町田市内でも地震が発生した午後２時46分に黙とうを行うなど、各地で追悼の行事が行われた。
「忘れないこと」
小山中学校（大川武司校長）では11日の朝礼で、東日本大震災で亡くなった人々へ向けて１分間の黙とうが行われた。
また、石巻出身の教諭による講話が行われ、プロジェクターで地震前と後の現地写真を見せながら、自身が経験した当時の行動や被害を受けた家族や友人などへの思いを話し、周りの人たちとの絆や日々の防災訓練の大切さを伝えた。
「一人東京にいて、被災した家族と連絡が取れず、不安で何もできない状態でした。そんな時、友人がメールをくれたり、心配して家に来てくれたり、すごく励みになりました。皆さんも周りの友人、家族を大切にしてください。また、町田で暮らす私たちができることはなんでしょう。募金をする、ボランティアをする、それもいいでしょう。でも一番大事なのは『忘れないこと』です。この災害を教訓にして、自分たちの周りで起こった際にきちんとした行動が取れるようにしましょう」
「復興のために」
本議会が行われていた町田市議会でも11日、市議や市長及び市職員、傍聴者らが黙とうを捧げた（写真右下）。田中修一市議会議長は「大震災から２年、震災の犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。町田にも震災のために身を寄せている方々がいらっしゃいます。市議会でも防災や復興支援の観点から被災地や被災者の方々を支えられるように、尽力していきたい」とコメントした。
被災地復興へ街頭募金
町田市社会福祉協議会は10日、町田駅周辺で東日本大震災の義援金街頭募金活動を行った（写真左下）。
同会の呼び掛けに応じて参加した約40名が小田急町田駅近くの三井住友銀行前とカリヨン広場前に分かれ、道行く人々に声をかけ寄付金を募った。集まった義援金は中央共同募金会へ全額送られ、被災地復興に役立てられる。
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