芥川賞の「闘牛」をはじめ「氷壁」や「敦煌」、「孔子」など数々のベストセラー代表作を持つ小説家・井上靖(1907〜1991)。文化功労者で文化勲章も受賞したそんな文豪の長女・浦城いくよさん(つくし野在住)=人物風土記で紹介=がこのほど、初めての著書「父井上靖と私」を出版した。市内の書店などで販売されている。
「私の幼少期から父の晩年まで、私と父との関わりのあったこと」がつづられ、浦城さんの目を通してみた井上靖の「世に出ていない」人物像が当時の時代背景とともに書かれている。
構想期間を含め、3年ほどかけて仕上げられた著書。浦城さんは「今まで文学館などの館報や冊子に書いたものを『まとめてみては』と言われましたが、どうまとめてよいのかわからなかったので、一から書きました。大変でしたが、ようやく形になりホッとしています。ご協力いただいた方々に感謝します」と話す。
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