フィリピンの子どもたちに使用済みの上履きを回収して贈るプロジェクトを始めた東京町田ロータリークラブ(小山優会長)。今年は新たに「使用済み上履き回収箱」を作った。それを寄贈し、児童の代表が受け取るセレモニーが、3月6日に大蔵小学校(石井正広校長)の校庭で全児童を前に行われた。
同ロータリークラブは昨年度からフィリピンのダウンタウンロータリークラブと提携し、「発展途上国の子どもたちのために何か奉仕をしたい」と使用済みの上履きをプレゼントすることを企画。上履きは卒業したり、サイズが合わなくなって買い替えることが多い。「もったいない」の精神のもと、まだまだ履ける上履きを再利用することを考えた。この企画に対し、真っ先に手をあげたのが大蔵小だった。昨年は卒業生を含めて同校児童から73足が集まり、その他市内各所の小学校の協力を受けて集めた分と合わせ、和文と英文のメッセージを添えてフィリピンに届けた。
回収箱は木製で今年は5個作り、市内の同小をはじめとする5つの小学校に寄贈した。大蔵小では今年卒業の6年生が白い箱に卒業記念として装飾を施し、来年4月7日まで上履き回収に協力していく。児童たちは不要となった上履きをきれいに洗った上で回収箱に入れる。
同ロータリーとしては今後市内42の小学校へ回収箱を寄贈したい考えだ。また、条件が整えば将来は子どもたちの手で直接現地の子どもに渡せるような機会を設けたいという思いも口にした。
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