「ホッホッホ、ハッハッハ」。掛け声に似た作り笑いも何十回と続けると自然と本物の笑いに。会場内はいつの間にか笑いの渦に包まれた―。これは社会福祉法人合掌苑(森一成理事長)の地域介護医療セミナーでの一幕。
合掌苑・翠の杜デイサービスで7月20日、「笑いヨガセミナー」が開かれ、介護職員や経営者、施設管理者など約100人が参加した。笑いヨガの創始者であるインド人ドクター、マダン・カタリア博士が講師として登壇。出席者全員に笑いを誘いかけると、「日本人は恵まれているはずなのにみんな元気がないように見える。本当の笑いでも、作り笑いでも脳が感じるものは同じ。一番ストレスを開放してくれる簡単で有効な手段。毎日10分間、全員で笑うことを続けてほしい」とアドバイスした。
「笑いヨガ」とは笑いのエクササイズとヨガの呼吸法を組み合わせた運動法。笑いヨガを取り入れている合掌苑では過去に3回、笑いヨガ養成講座に参加し、50人の職員がリーダーの資格を持つ。「介護を受ける人が幸せになるには、介護する我々が元気で幸せでなくてはならない」と森理事長。笑いヨガを高齢者だけでなく、職員の心身の健康にも役立てている。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|