「障害のある人たちが自由に思いを表現し、地域で生活する人たちと交流する場を作りたい」。多摩丘陵病院近く、下小山田町の大谷里山農園で23日、「アートでつなぐ里山農園秋祭り〜多摩チャレンジドアートフェスティバル2017」が開かれた。これは同農園で恒例として行われている焼き芋イベントと、障害がある人たちのアート作品を展示する参加型アートイベントが同時開催したもの。当日は雨がやんだ昼過ぎから、たくさんの来場者が同農園におしかけた。
障害者支援施設として同農園を使用しているNPO法人プラナス(高井大輔代表)の呼びかけで集まった各団体による「観る」「作る」「食べる」のイベント。
プラナスと交流のあるアートディレクター大藤雅幸さんが、障害のある人たちの作品をもとに様々なアートに彩られた空間を創出。来場者は展示を楽しみながら、自然素材の小物作りなどのワークショップを行い、専用釜で焼いた焼き芋や焼き鳥などを食べながら、里山の景色と合わさった心地よい雰囲気を満喫した。高井さんは「誰が障害者で、誰が健常者かわからない素晴らしい交流ができた」と喜び、同農園の大谷良文さんは「元々農園会員だけで行っていたイベントが広がりを見せている。今後も様々な形で里山の良さを知らせていけたら」と話した。
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