モノづくり産業を応援し、市内経済の活性化を目指すため2013年度から市が実施している「町田市トライアル発注認定制度」。今年度は、書類審査と専門家による意見聴取の結果、新規性が高く、使用価値のある6事業者・9商品が「2018年度町田市トライアル発注認定商品」に認定された。9商品の認定は制度開始以来最多。
認定期間は8月1日〜2021年3月31日の約2年半。市は期間中、商品カタログの作成・配布や各種イベントブースでのPRなどを通じて、認定商品の販路開拓のための支援を行っていく。また「町田市名産品」や「まち☆ベジ」と併せて「まちだイチオシ」商品として、市内外に対しても積極的にPRを実施する。
これまでに24件が認定されており、『CO2コントローラー』や幼児向け傘の『マイファースト』、『水書きグー』などが市の実績となっている。街路灯『消えないまちだ君』は市から全国の自治体へと広がりを見せている。
今回認定された6事業者は1日、石阪丈一市長のもとを訪れ、認知書を受けとった。認定された事業所、商品は以下の通り。
認定番号25番、toy―spice!の『POSTCARD TOYシリーズ』はハガキサイズの台紙と必要な素材がセットになったおもちゃの工作キット。26番、(株)オンザウェイの『トランシーバー専用オープンイヤホン』は大手メーカー・シャープと共同開発した耳に直接入れないオープンイヤホン。27番、(株)TRYLの『SOLR LANTERN』はシリコン素材でできたランタンサイズのマルチボトル。防水性に優れ、ソーラー充電も可能でレジャーから防災グッズとして有用。28番、グラドコジャパン(株)の『Near―lineATB』は操作パネルから指一本で複数冊の高品位なテープ製本が可能な独立型の自動テープ製本機。29番、レデックス(株)の『脳バランサーキッズ』は知能機能改善につながるトレーニング用のソフトウェア。学校や放課後等デイサービスなどで活用される。(株)寺田電機製作所は最多の4商品が認定。30番、『低床用フロアコンセントLSFシリーズ』は床との段差を極力なくした薄型フロアコンセント。31番、『プラグ収納コンセントLCRシリーズ』は電源プラグ収納タイプの床面フロアコンセント。32番、『埋込USB+AC給電用コンセント』は知能IC搭載でスマホなどの充電も可能なコンセント。33番、『まもれーるシリーズ』は住宅やオフィスなどのコンセントやスイッチに取り付けて施錠できる、防犯用のカバー。
選考懇談会委員長を務めた玉川大学の大久保英敏教授は「今年は生活密着の商品が特徴的。商品の発展は市にとっても良い。今後50、100と増えることで相乗効果が増すといい」と講評した。
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