町田市内150の歯科医院からなる公益社団法人東京都町田市歯科医師会(小川冬樹会長)は、市民の健康増進や口腔機能向上を目的に町田市などと協同でさまざまな事業に取り組んでいる。1歳半からの乳幼児健診から高齢者や障がい者のための歯科診療を通じ、市民の口の健康を増進することにより、健康寿命を延ばして医療費削減に繋げるという大切な役割を担う。
口腔機能の向上は、活動的な高齢者であるためにとても大切なこと。超高齢社会を迎え、同会が力を入れる「高齢者歯科口腔機能健診」は、町田市在住の71歳以上を対象に、噛む力や飲み込む機能などを診査する。健康寿命を延ばすために「噛む」や「飲み込む」といった口の機能を検査し、食べる機能の衰えを早期に発見することが目的。
健診では問診のほか、むし歯、歯周疾患などの診査、歯列・噛み合わせ、口の中の清掃状況検査、噛む能力、飲み込む能力の検査を行い、咀嚼(そしゃく)力・飲み込む力(嚥下機能)の評価を実施する。症状に合わせて、嚥下機能や咀嚼力を維持するための指導や簡単な体操などを紹介する。「口腔機能の衰えは、誤嚥性肺炎などを引き起こし、寝たきりになったり、命にも係わる重大なリスクとなります。ぜひ健診を受けましょう」と同会。
この健診を受け付けている歯科医院は市内の約80院で、費用は500円(年一回、予約制)。市民税非課税世帯・生活保護受給世帯などは無料。健診可能な医院は下記一覧の星印☆のついた医院。
なお18歳〜70歳までが対象の歯科口腔健診(年一回400円。生活保護受給世帯・市民税非課税世帯の人、高齢受給者証や妊婦クーポンなどの持参者は無料)は下記一覧の医院で受診できる。
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