忠生地区の買い物・外出支援を目的とした取り組み「お買い物バス・かしのみ号」の定期運行が先月から本格スタート。5月18日には、バスのお披露目式が行われ、関係者らで門出を祝った。地域住民や行政、社会福祉法人らが連携して地域課題解決へ挑む。
かしのみ号は、毎週水曜日、午前10時45分に忠生2丁目の町内会「忠生自然自治会」エリアにある、かしのみ公園・ブランコ前から出発。根岸2丁目の大型商業施設・アメリア町田根岸ショッピングセンターへ向かう。各自1時間30分ほど買い物を楽しみ、午後0時30分までに同公園に帰ってくる。乗車料は無料で、自治会に未加入でも利用できるが、バス利用の登録が必要。
お披露目式には、取り組みの中心を担った同自治会の老人クラブ「忠生自然第三クラブ」と近隣の町田ビューハイツの住民有志、忠生地区協議会メンバーをはじめ約30人が集合。「かしのみ号、出発」の掛け声に合わせテープカットを行った。この日も、買い物に向かうためマイクロバス2台が稼働。
かしのみ号の車両は、小山田高齢者在宅サービスセンターと、ボワ・すみれ福祉会が空き時間となっている送迎用車両を提供。ドライバーも同法人が協力している。この取り組みは忠生第1高齢者支援センターの田代愛子さんがつなぎ役となり地域の力をコーディネート。昨年、テストドライブと話し合いを重ね、今回定期運行となった。
日ごろから利用しているという川村和子さん(86)は「車がないと行けないから、助かります。友人と一緒にゆっくりおしゃべりできて、皆さんに会えるのも楽しい。ずっと続いてほしい」と話した。
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