町田市教育委員会の事業の一つである科学教育センター(鈴木明子センター長)は7月30日、小学5年生を対象とした連携授業を小山ヶ丘のサレジオ工業高等専門学校(小島知博校長)で行った。”理科好き”の児童38人が集まり、実際に16〜20歳が学ぶ授業を体感した。
科学教育センターは市の小・中学校に在籍する児童・生徒の科学的態度や能力、技術の向上や創造力の育成を目的として設立。小学校は第5学年を対象とし、市立小学校42校各校に募集をかけて希望者を募り、今年度は44人が登録。自由研究の実施や外部機関等との連携授業、大地沢青少年センターでのフィールドワークなど今年は11講座の開催を予定している。
今回は、専門性の高い教師からの指導や、実験装置等が整備された充実した環境の中で高度な科学教育を体験できることから、サレジオ高専での講座を開講。夏休み中の38人の児童が参加した。
児童らはデザイン学科の「缶バッチ製作」、電気工学科の「電気の実験・体験」、機械電子工学科の「フルカラーLEDライト製作」、情報工学科の「ロボ・コードのプログラミング」の4講座に分かれて受講。同高専の学生が児童らをサポートした。電気と磁気の仕組みを学んだ児童の一人は「鉄道好きなので、リニアモーターの動きや磁気で物を動かす仕組みが楽しかった」と話し、LEDライトを作った児童は「ハンダを溶かして配線コードをくっつけるのが難しかった」と感想を述べた。
協力したサレジオ高専の小島校長は「地域に開かれた学校を目指しており、児童や保護者に学校を知ってもらえる良い機会になり、また講座を手伝った学生たちの教育の場にもなった。理科好きの児童が増えることは我々にとっても嬉しいこと。今後も協力していきたい」と話した。
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