今年は「卯年」。武蔵国と相模国にかけて開かれた歴史ある四十八の札所・武相観音霊場、通称「卯歳観音」で今春、秘仏である観音像の公開が行われる。期間は4月1日(土)から30日(日)まで。
江戸時代中期の1759(宝暦9)年、それぞれに信仰していた寺院が連携し、第一回目の「開扉」を実施。今回で23回目を迎える。
開扉とは、普段は閉じている厨子の扉を特定の日に限り開き、中の秘仏をお参りすることで、武相観音霊場は12年に一度、卯年の春にだけ開かれる。
飛鳥時代から始まり、奈良、平安と盛んになったといわれる観音信仰。観音様を祀る聖地への巡礼もこの頃から全国に広がったと伝わる。人々を救うために自らが姿を変えて現れ、念ずればあらゆる災難を除くと経典に説かれている観音様。貴重なこの機会に札所を訪れてみてはいかがだろう。市内では第4番・観性寺(西成瀬2の11の8)、第5番・養運寺(本町田3654)、第6番・千手院(小野路町2057)、第11番・大泉寺(下小山田町332)、第24番・祐照庵(大戸観音堂・相原町4643)、第27番・清水寺(相原町701)、第28、29番・福生寺(小山町2524)、第33番・覺圓坊(木曽観音堂・木曽西4の7の33)、第34番・泉蔵寺(下小山田町1391)、第36番・圓通庵(養樹院内・上小山田町2536)、第37番・祥雲寺(高ヶ坂7の15の1)、第39番・宗保院(原町田1の8の13)、第45番・観泉寺(真光寺町1210)の13カ所が霊場となっている。
詳細は情報サイト(第一番札所・観音寺)【URL】http://www.kannon-zi.jp/01buso.htmlで。
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