相模原・八王子・町田YEG(商工会議所青年部)交流会が3月1日、八王子市明神町の東京たま未来メッセで開催され、約50人の会員が出席した。
3単会の交流会は3回目。初の八王子開催となった今回、講師として大本山高尾山薬王院中興第三十三世貫首佐藤秀仁僧正が登壇。「霊気満山 高尾山〜なぜ人々は高尾山を愛するのか〜」をテーマに、日本遺産に認定された高尾山の歴史、八王子市民と高尾山薬王院との関係や、修験道の修行について講演した。
佐藤貫首は山伏が炎の中に入る荒行、火渡り祭りについて「炎に入ることで、不動明王と一体となる。世の人々の願いを身を以って伝え、災や迷いを焼き尽くすという実践的な祈願方法」と説明。さらに、自身が若い頃に火渡りを行う寺院を勉強のために巡ったことを回顧した。
広島県にある寺院の火渡りで「仰反るほど痛みを感じた」とき、女性の僧侶から「その足の裏の痛みは世の中の人の痛み。それを解決するために祈り修行をするのである」と教わったエピソードに触れた。実体験を交えた話に参加者は真剣な表情で聞き入った。
佐藤貫首は「高尾山は様々な生命が活動する命の力に満ちた山。人生という荒波を進む上で必要な自信や勇気が新鮮になる場所です。大いに活用していただきたい」と締めくくった。
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