玉川学園地域の住民らが11月、地元にある坂のイラストの入ったポストカードを発行した。カードにある2次元コードを読み込むと坂に関する逸話を知ることができるもので、住民らは「坂の多い街」というマイナスイメージを払拭するツールとして活用していきたい考えだ。
ポストカードは全10種類。イラストは玉川学園在住の一級建築士、河原井弘道さんが描いたもので、2次元コードを読み込むと、「急坂の『ころころ坂』では昔、雪が積もるとソリやスキーで滑り降りた人がいた」――といった住民の体験談など、坂の逸話を知ることができるようになっている。
今月行われた玉川学園コミュニティーセンターまつり内で初披露されると、ポストカードを手に取り、イラストに見入る人の姿が多くみられた。
玉川学園地域の住民らで構成される「坂のまち元気プロジェクト」で代表を務める渡辺信輔さんは「地域の人たちの手に渡り、感動の一言に尽きる」と話し、「『坂』の多さを住みにくいととらえるのではなく、魅力の一つとして愛着を持ってほしい」と力を込めた。このポストカードをどのように活用していくかについては現在、話し合いを進めているところだという。
地域知るきっかけに
この取り組みは町田市が進める地域活性化プロジェクト「まちかつ」の取り組みとして企画されたもので、今回はその第一弾になるという。今後は、他エリアでの発行も検討されているといい、「まちかつ」の広報などを担当する大原一男さんは「世代を超えて地域を知るきっかけになってくれればうれしい。ポストカードは現在、市内に配架できるよう話を進めている。地域内外へのプロモーション手段になっていけば」と意気込んでいる。
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