神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2024年10月3日 エリアトップへ

「1票の格差」都内で1.4倍に 次期衆院選 本紙が試算

政治

公開:2024年10月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
衆議院(小選挙区選出)議員選挙区別登録者数より試算した一票の格差
衆議院(小選挙区選出)議員選挙区別登録者数より試算した一票の格差

 衆議院選挙が実施されれば、「1票の格差」を是正する「10増10減」が行われた区割り変更後、初となる。東京都内の一票の格差は是正されたのか。東京都選挙管理委員会のデータをもとに本紙が試算した(9月30日起稿)。

目安は2倍未満

 1票の格差は選挙区ごとに有権者数が異なることから、議員1人を選ぶ票の価値に差が生じる問題のことで、格差を許容する目安は2倍未満とされる。国はその是正のため、2022年に衆議院の小選挙区の数に対する「10増10減」を実施。都内選挙区は5つ増えた30区となった。

 本紙が都選挙管理委員会の議員選挙区別登録者を9月のデータをもとに試算したところ、衆議院議員総選挙が実施された場合、都内で最も登録者数が多いのは15区(江東区)の43万2836人。最も少ないのは9区(練馬区の一部)の30万8470人で、最大で1・4倍になることが分かった。

 一方、前回2021年の衆院選時をみると、旧13区(足立区)と旧25区(青梅市、昭島市、福生市など)の間が最大の1・16倍だったことから、都内選挙区は新区割りによって、都内の1票の格差が広がる結果になった。

 1票の格差について詳しい横浜市立大学の和田淳一郎教授は「22年に決まった10増10減は人口の少ないエリアに有効な方式を採用したもの。改善がみられた地域がある一方、人口の多い東京では適切に機能していないと言える」と話す。

多摩地域も改定

 22年の「10増10減」によって、多摩地域の小選挙区も一部改定された。八王子の一部区域と立川、日野の3市が新しい21区となり、23区は構成していた多摩市の一部区域が除かれ、町田市のみに。一方で、府中や多摩、稲城の3市で新しく30区が新設されるなどした。

町田版のトップニュース最新6

デフバレー代表目指す

市内在住佐藤さん

デフバレー代表目指す

来年 東京で世界大会

10月3日

「1票の格差」都内で1.4倍に

「1票の格差」都内で1.4倍に

次期衆院選 本紙が試算

10月3日

「商店街グランプリ」候補に

町田市内催し

「商店街グランプリ」候補に

2事業 11月、表彰式

9月26日

新代表 発言力拡大目指す

町田・相模原経済団体

新代表 発言力拡大目指す

大和市企業との連携視野

9月26日

市内中高生に「思い出本」を

市内中高生に「思い出本」を

主催者「可能性広げる機会に」

9月19日

「冒険遊び場」10周年

芹ヶ谷公園

「冒険遊び場」10周年

子どもたちの成長見守り

9月19日

あっとほーむデスク

  • 10月3日0:00更新

  • 9月12日0:00更新

  • 8月29日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook