山崎町の山崎団地名店街で11月16日(土)・17日(日)、近隣の高校や小中学校、幼稚園が合同の文化祭を初開催する。イベントの仕掛け人の一人である都立山崎高校の町谷光博校長=中面・人物風土記で紹介=は「山崎エリアが文化教育地域として確立されるきっかけにしたい」と話している。
合同文化祭に参加するのは山崎高校のほか、町田市立の山崎中学、七国山小学校。そして、町田を拠点とする学校法人が運営する正和幼稚園。合同文化祭の会場となる山崎団地名店街の綾野光紘会長が山崎高で講師を務める時間をもっていた縁などで16・17日に開く商店街のイベントに参加する形で開催が決定したという。当日は高校の演劇やダンス部がステージでパフォーマンスを披露し、小中学生の図工や書道などの作品がスライドショーにて発表される。また、園児らは16日に山崎高生徒らと共に名店街近くの広場で展示などを行う予定という。
町谷校長は「小中、幼稚園に声をかけたところ、快く受けていただけた。手探りで準備を進めている。どうなるか楽しみ」と笑顔をみせる。
恵まれた環境
町谷校長が今回の催しを通じてねらうことの1つが、山崎エリアの文化教育地域としての確立。山崎高に昨年度赴任し高校の魅力向上について模索するなか、近隣に小中学校、幼稚園、そして大学が点在することがメリットになると考えたのだという。「それぞれの学び舎が徒歩圏内にあることを生かし、つながることで文化教育地域として確立されれば、他の地域から生徒、学生らが集まる場所になると思った」
一方で文化教育地域と認知されるようになれば、高齢化が進む山崎エリアへの子育て世帯の流入が増え、地域活性化にもつながると考えているという。「名店街さんも地域を盛り上げようとがんばっている。みんなで一丸となっていければ」と町谷校長。今後はエリア内の団地を管理するUR都市機構や、近くにある桜美林大学の東京ひなたやまキャンパスなどとも連携を図っていきたいとしている。
初開催される幼少中高合同文化祭は両日共、正午から。
会場となる名店街では近年、数多くの催しが開かれ、地域活性化の事例として取り上げられる機会が増えている。
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