職場や学校、家庭、地域、社会的な活動…、人が生活していれば必ず「場」の中で生活することになる。自分に合った「場」がある人は幸運。でも、その場が「合わない人」「違和感がある人」「退屈な人」は、どうすればいいのだろう。
著者は「『場』は自分でつくることができます」と、その方法を本質的な意味を説明しながら紹介していく。
「活動を始めたい人」、「『これでいいのかな』と活動に疑問を持っている人」、「何かやりたいけど、それが見つからずモヤモヤしている人」…。著者の長田英史(おさだ・てるちか)さんは、「そういった人にぜひ読んでもらいたい『入門書』です。自分が属している『場』を順応するだけの場だと思っていませんか。自分でつくることのできる場だとしたら、どんな行動を起こしますか」と問う。「他者に自分を合わせたり、求められるキャラクターを演じてばかりいると疲れてしまいますよね。逆に『自分の場』だと感じられると安心します。安心感があれば、その人本来の力を発揮されるようになります」と記す。
「本当の俺は、こんなはずじゃない」というような『自分探し』を勧める本では決してない。長田さんは和光大学在学中から「子どもの居場所づくり」に関する教育運動に参加し、卒業後も就職せずに、活動を仕事にしたパイオニア的な存在。この本は、長田さんが活動してきた26年間の実践経験が基になっている。
本書では「場をつくる」導入部から、作って場を継続的に維持する方法、そして仲間を見つけ方・増やし方などすぐに役立つ内容が盛り込まれている。テクニックだけでなく、基本となる考え方が詳細に示されているので、どんな思いを持った人にでも役立ち、活用できる内容。
久美堂本店・小田急店・本町田店、ブックファーストルミネ町田店、有隣堂モディ店などで発売中。
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