町田市は8日の定例会見で、市立陸上競技場を改築し、サッカーJ1基準である1万5000席に増設することを明らかにした。2020年度の完成予定。また大型映像装置の設置も2017年度予算案に計上した。
石阪丈一町田市長は2021年までの5カ年計画を発表した定例の記者会見で、野津田公園のスポーツの森整備事業を重点事業の一つとして発表した。
計画では野津田公園を、自然の中で楽しむ総合スポーツパークを目指し、多目的グラウンドやテニスコートを拡張区域に設けるとともに、幅広いスポーツやレクリエーションを楽しめる公園全体の再整備を行う。またプロスポーツなどの大きなスポーツ大会に対応する競技環境と観戦設備を整備する。
その中で、現在1万席の観客席を5000席増設し、1万5000席にしてJ1基準をクリアすることを目指す。JリーグではJ2基準として1万席以上、J1で1万5000席以上が求められている。
ほかにもJ1基準を満たすためには屋根の設置などがあるが、町田市は「今回の観客席増設も含め、ほかの基準(屋根やトイレなどの設置基準)も満たすことができるように設計していきたい」としている。
町田市は2017年度予算案で大型映像装置整備工事費4億7500万円を計上。ほかにラグビーゴールポールも設置する。
今後5カ年計画では、用地取得費などの拡張区域整備費、大型映像装置整備(17年度で計上)、観客席増設などで75億3600万円の事業費を予定している。
17年度に着工する大型映像装置事業費には、町田市が使い道を明示し、賛同した人からの「ふるさと納税」も財源としてあてられ、16・17年度分2000万円も財源の一部になる。
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