第7回SUPA全日本SUP選手権大会で女子総合優勝した奥秋 李果さん町田市出身 25歳
楽しみながら全力で頑張る
○…水上スポーツとして注目されているSUP。「スタンド・アップ・パドルボード」の略で、ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進む。全身の体幹やバランス感覚が必要で、エクササイズとしての効果もある。9月の「マイナビカップSUP JAPAN CUP茅ヶ崎」では18㌔レース3位、サバイバーレース2位で女子総合2位に。10月には全日本に初出場で、人生初めての全日本チャンピオンになった。
○…「練習は嘘をつかない。努力が実ったことが一番嬉しい。努力の先には、こんなに嬉しいことが待っている。これからも楽しみながら全力で頑張ります」。不安定なボードは少しの風や波の影響でひっくり返ることも。選手側も見ている方も最後まで結果がわからないドキドキのレース展開が面白さだという。
○…2017年5月、沖縄の座間味島でカヤックとSUPのマリンガイドをしているときに国際大会が開催され、運営を手伝う。「せっかくなら島のみんなで出場しようと、1カ月前から練習を始めたのがレースに出るきっかけ」。現在も座間味島で働く。昨年、仲間と島の子どもたちを対象にしたSUPのクラブチームを作った。海や自然の魅力を伝えながら目標に向かって努力することや感謝する気持ちの大切さを伝える。「私のパワーの源は一生懸命に頑張る子どもたちにあるのです」
○…努力を積み重ねれば、みんなにチャンスがあるということを子どもたちに伝えたい。そのためにもまずは自分が座間味から世界へ。次の国際大会は2019年5月に座間味島で行われる第3回ケラマブルーカップ。「海外からもトップ選手が来て、SUPの魅力を座間味の海とともに知ることができるいい機会だと思います。ぜひ会場に足を運んでみてください」
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