日テレ・ベレーザでプレーしながらヴィクトリア町田東急ツインズ店に勤める隅田 凜さん藤沢市在住 22歳
まだまだ自分に満足しない
○…女子サッカー日本代表“なでしこジャパン”の一員として、アジア競技大会の決勝にフル出場。2大会ぶりの金メダル獲得に貢献した。所属するチームはリーグ戦とカップ戦で優勝。皇后杯でも勝ち進み、今月22日(土)には準々決勝がある。順風満帆な今シーズンだが、自分につけた点数は100点満点中の30点と辛口だ。「まだまだ自分の納得できるようなプレーができていない」。上を目指しているからこそ、簡単には満足しない。
○…チームでは守備的ミッドフィルダーが主な役割。得意なプレーは「相手の動きを予測し、先を読んで攻撃の芽を摘むこと」と話す。目指すのは同じチームで同じポジションの大先輩、阪口夢穂選手。「プレーはもちろん、人間的にも尊敬できる憧れの存在。全然追いつけないですね」。オフは友人とのランチやショッピングで息抜き。絵が趣味で、チームメイトの似顔絵を描くこともあるという意外な一面も。
○…4月からスポーツ専門店ヴィクトリア町田東急ツインズ店に勤務する。広い売り場に最初は戸惑ったが、今ではどこへでも案内できるほどに。球技コーナーを担当し、サッカーに関しては経験も踏まえてアドバイスすることもある。「小さいころからうまくなりたくてずっとボールに触れていた。サッカーを楽しむことも大事にしてほしい」と未来を担う子どもたちに向けメッセージを贈る。
○…日本代表としてプレーし、金メダルを手にしたことはサッカー人生の中で大きな自信になった。「来年、再来年とワールドカップも東京オリンピックもある。代表はやはり背負うものや、ユニホームの重みが違う。次も代表メンバーに入り、そこでしっかり結果を出したい」。それまで物静かだった口調が一変し、力強い決意を語った。
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